海外ゲストが予約直前に必ず確認する情報が3つあります。それが料金・アクセス・キャンセル規定です。写真や客室紹介がどれだけ魅力的でも、この3つの情報が英語で曖昧だったり見つけにくかったりすると、ゲストは不安を感じてそのまま離脱してしまいます。
この記事では、それぞれの情報を英語で「伝わる」形にするための書き方のポイントを解説します。
なぜこの3つの情報が特に重要なのか
料金・アクセス・キャンセル規定は、いずれも「お金」「時間」「予定変更のリスク」という、旅行者にとって失敗したくない要素に直結しています。日本語ゲストであれば電話で問い合わせて確認することも多いですが、言語の壁がある海外ゲストにとっては、問い合わせのハードル自体が高く、サイト上に明記されていない情報は「ない」ものとして扱われがちです。つまり、この3つのページの充実度が、そのまま予約率に直結すると言っても過言ではありません。
料金:何が含まれ、何が含まれないかを明確にする
料金表記でもっとも避けたいのが、「一泊二食付き ¥25,000〜」のような曖昧な表記だけを載せることです。海外ゲストは日本の宿泊料金の仕組み(一泊二食付きが基本であることなど)に馴染みがないため、以下を明確に記載しましょう。
- 表示料金に含まれるもの(食事、税金、サービス料など)
- 表示料金に含まれないもの(入湯税、追加の食事オプションなど)
- 人数による料金の変動(1名利用と2名利用で料金が異なる場合など)
- 支払い方法(クレジットカードの可否、現地決済か事前決済か)
例えば "Rate includes dinner, breakfast, and hot spring tax. Credit cards are accepted at check-in." のように、含まれるもの・支払い方法までを一文でまとめておくと、誤解を防げます。
アクセス:土地勘のない旅行者を前提に書く
日本語のアクセス案内は「〇〇駅から徒歩10分」のように簡潔なことが多いですが、海外ゲストにとってはこれだけでは不十分な場合があります。以下のような、日本の交通事情に不慣れなゲストを前提とした情報を補いましょう。
- 最寄りの主要駅・空港からの具体的な交通手段(電車・バス・タクシー)と所要時間
- 送迎サービスの有無と予約方法
- 大きな荷物がある場合の移動のしやすさ(階段の有無、コインロッカーの場所など)
- Google マップへのリンク(住所の英語表記だけでなく、地図アプリでそのまま検索できる状態にしておく)
「駅からタクシーで10分」だけでなく、"A taxi from the station takes about 10 minutes and costs approximately ¥1,500" のように、目安の金額まで添えると、より安心感を与えられます。
キャンセル規定:曖昧さを残さない
キャンセル規定は、トラブルに直結しやすいもっとも重要な項目です。日本語の「前日までのキャンセルは無料、当日キャンセルは50%」のような表記も、英語にする際は基準となる時間帯(何時までか)や、タイムゾーンの前提まで明確にすることが望ましいです。
- キャンセル料が発生するタイミング(日数・時刻)を具体的に明記する
- 返金の方法と、返金までにかかる目安の日数
- 悪天候・災害など不可抗力の場合の対応方針
- 変更(日程変更)とキャンセルの違いを明確に分ける
"Free cancellation until 3:00 PM (Japan time), 3 days before check-in" のように、基準となる時刻とタイムゾーンまで書いておくことで、海外との時差による誤解を防げます。
よくある失敗パターン
- 日本語ページにしかキャンセル規定が書かれておらず、英語ページにはリンクすら無い
- 「詳細はお問い合わせください」で終わっており、具体的な条件が英語で書かれていない
- 料金・キャンセルの数字だけ翻訳ツールに任せ、単位や日付の書式(日本式と海外式で異なる場合がある)を確認していない
チェックリスト:このページに今すぐ使える
- 料金に含まれるもの・含まれないものが明記されているか
- 支払い方法(クレジットカード対応の有無)が書かれているか
- 最寄り駅・空港からの具体的な交通手段と所要時間があるか
- Googleマップへのリンクが設置されているか
- キャンセル料が発生する具体的な日時が明記されているか
- タイムゾーン(Japan time)が明記されているか
まとめ:この3つのページから優先的に見直す
英語サイト全体を一度に見直すのは大変ですが、料金・アクセス・キャンセル規定のページは、予約直前の離脱に直結する部分であるため、優先的に着手する価値があります。魅力的な写真やコンテンツを増やす前に、まずはこの3ページの情報の明確さを見直してみてください。
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